Coursera
すっかり放置しておりました。昨年はちょうど5月ごろに仕事が多忙を極め心はカツカツお肌はガサガサという状態だったため棄権いたしました。
今年はとりあえず2科目申請します。全ての参考書をくまなく読もうなどという到底無理なことは最初から考えず、これまでの経験(しょぼいですが)と短期集中力で乗り切るつもりです。過去問を見ると毎年同じような問題を出しているので、それを中心にテキストやアーティクルを拾い読みするというのがそもそも正しい勉強方法なのかもしれません。
今年は2月1日(ロンドンで受験する場合の締め切り)の1週間前までにブリティッシュカウンシルに申込書を提出する必要がございます。
http://www.britishcouncil.jp/sites/britishcouncil.jp/files/exm241-flowchart-uol-en.pdf
それにしてもCourseraのようなサービスが出てきて、今後UoLの通信教育も学生集めが大変になるでしょうね。あらゆる分野の面白そうな講座がざくざく提供されている上、全て無料とは。。。
試験の日程
数週間前にならないと試験日は分からないと思ってましたが、そんなことはなかったようで、もうこの時点でホームページにあがっていました。
http://www.londoninternational.ac.uk/advancetimetables
ちなみに日本で受験する場合、日にちはここにある日にちどおりですが、時間については午前の時間であれば10時、午後の時間であれば14時に統一して行われるそうです。
日にちが早めに分かれば休みも取りやすくなるので、リーマンの私には助かります。
それにしても、ボリュームに対する時間の少なさに毎日焦るばかりです。私の場合やっぱり1年1科目が精一杯のようです。
Examinationを登録する
Student PortalからExamination Entry Formというファイルをダウンロードできるので、印刷し、Exam Fee総額とクレジットカード番号を書き込んで、ブリティッシュカウンシルに郵送します(FAXでもOK)。
http://www.britishcouncil.org/jp/japan-about-us-contact-us.htm
あとはブリティッシュカウンシルが同Formに必要事項を記入し、University of Londonに提出してくれます。University of Londonへの提出の期限が2月1日なので、ローカルセンターの締め切りはそれより多少早くなり、今年は1月25日が期限とのことでした。
ちなみに試験手数料はUniversity of Londonに払うものとブリティッシュカウンシルに払うものの2種類あります。University of Londonに払う分は前述のカードから引き落とされ、ブリティッシュカウンシルに払う分は4月に自分で銀行振込します。
金額はブリティッシュカウンシルが登録料21,000円+1科目につき10,500円、University of Londonが1科目につき194ポンド(コースによって違います)なので、全部で6万ちょっとくらいでしょうか・・・。6万あれば買えたであろう物たちに手を合わせながらFAXを送りました。
その後・・・
・・・とここまで書いてきましたが、これらは2011年のお話です。その後転職した先がかなりの期待はずれ、project managerとは名ばかりの、決められた作業を淡々とこなすだけのとんでもなく退屈なお仕事だったため、あらゆることにモチベーションを失い、この通信課程も「こんなこと勉強してもひとつも仕事に役立たない・・・」とSubject Guideを見るだけで鬱っぽくなる始末。結局その年の試験は一つも受けませんでした。
しかし2012年に再転職し、年末ごろに通信課程へのモチベーションが復活しました。一応Renewal fee払っといて良かったです。本来9月から勉強を始めるべきところなので、今回は1科目だけ受験することにしました。全部で4科目のコースですが、仕事との両立を考えるとやはり1年当たり2科目が限度だと思います。そもそも試験日を自分で選ぶことができず、3週間くらい前に一方的に告知されるので、科目数が多いほど仕事で受けられない確率も高まってしまいます。
ロンドン大学通信課程 参考書
さて入学許可が下り、Offer Letterを返送してRegsitrationを済ませたら、選択した科目のSubject Guideと、どう勉強していくかの心得が書かれたガイドが郵送で送られてきます。(Subject GuideはStudent PortalというWebサービス内のVLEというメニューからダウンロードすることもできます。)私は2科目選択したので2科目分送られてきました。
Fundamental Reading, Further Readingというセクションに、必須図書、推薦図書のリストがあるので、まずそれを購入せねばなりません。1科目につき必須図書が2〜4冊、推薦図書がその倍という量である上、専門書なので結構高いです。定価だと1万円を優に超えるものも多いので、基本的に古本屋から買います。
Subject Guideを眺めたところ、だいたいこれまでの実務経験で基礎知識は身に付いているようなことが大半だし、そんな大量にcover to coverで本を読む時間が取れるとも思えないので、ケチって必須図書だけ買うことにしました。知識のenhanceは部分的にgoogleを使う方が効率が良さそうです。
必ず最新版を購入するようにとのお達しですが、いくらITとはいえ基礎の話がそんな年単位でコロコロ変わってたらこっちも商売できねーわということで、版はよっぽど古いもの以外は気にしすぎないようにしました。
検索はbookifinderとabebooksでしました。いろんな古本屋が参加していて、安い順に表示してくれます。送料は店によってまちまちです。
http://www.bookfinder.com ー 蔵書数は一番です
http://www.abebooks.com ー クーポンが付いてることがあります
海外の人というのは、ちり紙交換も引き取らないようなボロ紙同然の本でも平気で売るようです。一冊ものすごいのが来て絶句しましたが、先人の苦労を偲ぶことはできます。
本によってはアマゾンのマーケットプレイスの方が安かったりするので、送料も考慮して比較しているとそれだけでずるずる時間が過ぎて、この時間、勉強に当てた方がましじゃあ・・・という気がしてきます。
ロンドン大学通信課程 出願
出願方法はこちらにあります。
http://www.londoninternational.ac.uk/applications-and-admissions
- 入学資格
Am I qualified?のページにLevel A, Oとありますが、これはイギリスの高校の卒業試験です。日本の高校の成績証明書も受け付けてくれるので、母校に連絡して取り寄せましょう。大学も卒業している場合はその成績証明書も必要です。
私の場合はどっちもグダグダな成績で、出すのもためらわれるような内容でしたが、入学試験も何もなく、ただ過去の成績を出すことしかできないのだから、ダメもとで出すしか無いです。前述のとおり、もし入学資格に満たないと判断されれば自分に合ったコースをすすめてくれます。日本のように合格・不合格のどちらかというわけではないので、出すもの出してスッキリした気分で連絡を待ちましょう。
- 英語力の証明
http://www.londoninternational.ac.uk/node/12541
提出書類としてCambridge英検、IELTSなどが挙げられていますが、私の場合は英検1級しか持っていなかったのでとりあえずそれを提出しました。しかしその後追加提出を求められることはありませんでした(2011年出願)。上記の2試験は受験料も高いしあまり頻繁に実施されていないので、英検をお持ちの場合はひとまずそれを提出するのも良いかもしれません。必ず○○が必要というものではなく、総合的に判断がされるようです。ただし追加提出を求められた場合に備え、早めの出願をおすすめします。
- 出願時には
Application handling feeを支払うためのクレジットカード記入欄があるので忘れずに。 2012年で70ポンドのようです。大学も運営していかなきゃいけないので、何をするにもちゃんとお支払いしなきゃやってくれません!
先ほど記述したように、入学テストを受けるわけではないので、入学の可不可は書類のみにかかっています。成績が悪い、英語力証明書が心許ないという場合は、入学動機をできるだけ熱く具体的に書くと良いと思います。私もかなり熱く書きました。その時はもうすぐ転職するというタイミングだったので、新しい職場で体系立った知識がいかに必要になるかということを切々と綴りました。
- 出願後
結果はメールで来ます。まず案の定、私のアホな成績表を見た担当者から、「数学の成績が入学条件に足りていない。どのように扱うか今週の会議にかけるのでもう少し待ってほしい」という連絡が来ました。
そこで再度そのメールに返事する形で、数学力の補填をするにはどういうことをすればいいのか教えてほしい、自分はこのコースをなんとしても履修したいので回り道を厭うつもりはないという旨、これまた熱く伝えました。
その後3日もたたぬ内に、入学許可のメールが来ました。このときはちょっと感動しました。
ロンドン大学通信課程 コースを選ぶ
まずどのコースに出願するのかを決めます。
UOLIPのサイトはよく整理されていて、情報を見つけやすいので説明は不要かもしれませんが・・・
http://www.londoninternational.ac.uk/courses/
Coursesページにレベルごとにコースがリストされています。
各レベルはだいたい以下のような意味になります。
・Foundation - 学士レベルを受けるにはまだ学力、英語力が足りない人
・Undergraduate - 学士レベル
・Diploma for Grauates - 何らかの学士を取得しているが、Postgraduateには成績または英語力が足りない、もしくは学士と違う分野の勉強をしたい人。DiplomaはDegree(学位)ではなく、資格、修了証明に相当する
・Postgraduate - 修士、博士レベル
(だいぶ昔の話ですが)高校を出てすぐイギリスに留学した友人は、大学のアドバイスに従い、学士コースに入る前に1年間Foundationコースに通っていました。このように、たとえ入学資格に満たなくてもどこかのコースから始めさせてもらえるのがイギリスの大学の最大の特徴です。
私はIT関係の仕事をしているのでInformation Systemsと決めていましたが、どのレベルに出願するかで迷ってしまいました。
というのも、日本の大学ではITとは関係ない学部を出ていて、しかも成績がかな〜〜り悪かった^^;のです。Information Systems関連では以下ような選択肢がありました。
1. 学士コースの入学資格に満たない人用ルート(Work Experience Entry Course)これをパスすれば学士に入れる
2. 学士コースの中の5科目を履修するディプロマコース(Diploma)
3. 学士コース(BSc)
4. 学士コースの中の4科目を履修する大卒向けディプロマコース(Diploma for Graduates)
5. 修士コース(MSc)
上からレベル順になっています。5.は修士になると学費も跳ね上がるし(それでも通学よりはずっと安いですが)、セキュリティ関連しか教えていないようだし、何よりまず今の私には難しすぎると思われるので却下。
1.は高卒で成績があまりよくなかった人のためのブリッジコースなので、名ばかりとはいえ学士を持っている自分には恐らく当てはまらない。
2.は認定された機関に通わなければならない。日本には認定機関が無いので対象外。
とすると3. か4.だけれども、仕事と両立しつつ何科目も取るのは大変なので、主要な4科目のみでPostgraduateへのブリッジにもなる4.に出願することにしました。